インイヤーモニヤー(IEM)として人気のゼンハイザーIEシリーズ。
IEシリーズの中でも「中堅クラス」として根強い人気を誇るのがIE300です。
絶妙なドンシャリ感で、ファンが多いイヤホンだよ
そんなIE300を、ラジオやJ-POP好きの筆者が徹底レビューしたいと思います!
ゼンハイザー IE300の特長
ゼンハイザーはドイツの音響機器メーカーで、丈夫な躯体と劣化しにくい音質に定評があるブランドです。
価格帯は1万円を切るものから数百万円するものまで、メーカーが音を追求したがゆえに多種多様なラインナップとなっています。
もともとはヘッドフォンで人気に火がついたブランドで、創業当時から「ゼンハイザーの音」という一貫した音の特徴があるよ
ゼンハイザー IE300のスペック
型番 | IE300 |
タイプ | カナル型 |
素材 | プラスチック |
ドライバー | 7mm ExtraWideBand(XWB)ドライバー |
感度 | 124 dB (1 kHz, 1 Vrms) |
インピーダンス | 16Ω |
重さ | 4g(本体) |
ワイヤー長 | 1.25m |
ケーブル | MMCXプラグ(リケーブル対応品は少ない) |
イヤーフック | 有(取り外し不可) |
ゼンハイザー IE300は、IEシリーズの中でも「リスニング特化型」のイヤホンです。
軽いドンシャリ型(低音と高音が強調される)ですが、全体にバランスが良いドンシャリ型。
特にポップスを聴くのには万能型と言っても過言ではないですね。
ゼンハイザー IE300の特長
IE300のイチ押しポイントは以下のとおりです。
- 重低音がやや強調され、しっとり重めの聴き心地
- あたたかい音質ながら、粒感がきちんと感じられる解像度
- 高い遮音性!周囲が大音量で鳴っている場面でも自分の音が聴こえる
- 樹脂製の軽量ボディで長時間使用しても疲れない
全体に「ずっしり感」が感じられる音質です。
重低音がやや強調されるので、その重低音が中音域を包み込んで一緒に響いてくれる感覚。
女性ボーカルや電子音の高音は「シャリ感」というか、スッキリ抜けてくる感覚があるよ
ゼンハイザー IE300を実際に使ってみました!
というわけで、実際にIE300を使ってみたレビューをしていきます!
IE300を買うと、本体+ケーブルのほかに
- イヤピース – シリコンタイプ・フォームタイプ (S, M, L)
- キャリーケース
- クリーニング・ツール
- クイックガイド + ユーザーマニュアル
が付いてきます。
リケーブルは可能ですが、mmcx端子なのに他社ケーブルは適応しない事が多い形状なので要注意。
同じゼンハイザーの純正ケーブルでリケーブルする事をおすすめします。
サイズ感・付け心地
手に取ってみたサイズ感はこんな感じです。
黒地にラメ、しかも結構大きいので重いかと思いきや、躯体は4gとかなり軽いです。
イヤーフックなしだと外れやすいのですが、ぴたりとはまると付け心地は抜群。
イヤーピースはシリコンとウレタン両方が入っているので、好みの付け心地を追求してみてね。
操作方法
ケーブルをスマートフォンなどの音源に差し込み、耳にイヤーピースを入れる、通常の操作方法で問題ありません。
エージング(聴き続けることによる音の変化)では音の粒感が増すように感じる人が多いです。
最初聴いて「くもってる…?」と感じた人も、15~20時間ほどしっかり鳴らしてあげると徐々にクリアになっていきますよ。
音質
音質に関しては、評価を表にしてみます。
評価ポイント | 評価 |
---|---|
クリアさ | |
高音域 | |
低音域 | |
重低音 | |
音の奥行き |
重低音と高音が強調される「ドンシャリ型」ながら、やりすぎないバランスがGood!
しっとりした音質ですが、きちんと1音1音立って聴こえる解像度の良さも魅力です。
個性はあるけど、どんな曲でも対応できそうな万能感がイイよね♪
ドンシャリ型のイヤホンは、小さいボリュームで聴くとモヤっとする傾向にありますが、IE300はボリュームを落として聴いても解像度が変わりません。
遮音性が高いのもあって、耳に優しいボリュームと解像感で、ストレスなく聴き続けられました。
ゼンハイザー IE300はどんな曲を聴くのにおすすめ?
- J-POP全般
- クラシック音楽(オーケストラ)
- ジャズ(特にブルース)
重低音が美しいIE300なので、J-POP全般キレイに聴こえます。
特にしっかりバンド演奏が入った音源は、ベースやドラムが強調されてノリ良く感じられるでしょう。
逆にピアノやアコギの弾き語りだと、重低音が少ないのでIE300の良さを引き出しきれないかも
ゼンハイザー IE300に関するほかの人の口コミ
それでは、SNSでゼンハイザー IE100 Proを使っている人の口コミを紹介していきます。
ゼンハイザー IE300のレビューまとめ
3~4万円と、やや高価格のIE300ですが、価格以上の音質が楽しめました!
J-POPだとどんなジャンルでも聴きやすそうな万能感、しかもゼンハイザーならではのウェットでずっしりした音質もしっかり感じられます。
リケーブルしにくいのがデメリットですが、付属ケーブルで基本的に問題ありません。
リスニングに特化したIEシリーズなので、音楽をよく聴く人はぜひ試してみてくださいね♪